tunaのパテメモ

ダブルレートの使用PT、ポケモンの調整を書いてます。

リザY構築におけるラグラージについて

こんにちは、つなです。今回の記事二本目は僕が一番主張したかった「リザ構築におけるラグラージの強さ」についてです。
本記事では、
1.リザ構築におけるラグラージのもつメリット
2.リザ構築では代表的な比較対象ギルガルドとの比較
3.リザラグの並びの課題
の三つを述べております。お好きな所から読んで頂ければと思います。

1.ラグラージのメリット
初めに、リザYというポケモン
・メガガル同様の超火力に加え全体技持ち
・草氷鋼(ドラン以外)辺りの選出を大幅に抑制
・サブウェポンのソラビも炎で押せない高耐久水ポケモンに強い
という強みがある一方、
・上からの雪崩や高火力技で簡単に落とされる(特に雪崩は横にも30%怯みを課す危険を孕む)
ヒードランシャンデラに無力(めざ地を搭載する型もありますが、風船やシュカがあるとあまりに処理が遅く相手の熱風で味方も致命傷を負うため、他で迅速に処理すべきだと考えてます)
という弱みがあります。

この弱みを解決する手段として、
・ワイガによる雪崩事故のケア
★冷凍+大地による完璧な範囲カバーによるリザとの横の相性の良さ(ランドやバンドリ、メガプテラ等の雪崩持ちやサンダーやボルトなど電気タイプへの一方的有利)
・リザとの縦の相性の良さ(電気岩に強く、草にはリザが強い。水は晴れのためそもそも弱点でない)
というメリットを持つラグラージがリザ構築には必須と言えると考えています。実際ランドとドランはほぼ確実に来るので腐らないです。
また、★のメリットはギルガルドにはない強みですね。


2.ギルガルドとの比較
続いて、同じワイガ要員であるギルガルドとの比較で考えてみましょう。ギルガルドのメリットは
・鋼霊による広い耐性、耐久(特にフェアリーやガルーラへの受け出し性能)→リザがフェアリーに強いので、その耐性はあまり有用とは言えませんが。
・バトルスイッチによる高火力
が挙げられます。ラグラージは弱点をつかないとそこまで打点が出ないので、ここはギルガルドに軍配とも言えそうです。
しかし、リザと組むにあたって、ワイガを打ってリザの攻撃を通すプレイングをするわけですが、ワイガで防ぎたい相手を考えた時に
・ランド→チョッキの場合ギルガルドが叩き落すで大幅に削られる、特殊型の場合大地でお察し
・バンギ→ワイガ読みのかみくだく・ダメ押しで致命傷
・ドリュ→ドリルライナー採用の場合即死
というように、ギルガルド自身が本来の高耐久を活かせずに倒される危険性が高いです。
つまり彼らはギルガルドへの有効打を同時に持ちながらギルガルドからは縛りにいけないため、どうしてもプレイングが受身になります。
加えてリザ+ギルガルドの並びは
・ドランに有効打が無い(相当痛いデメリット)
・電気タイプに自由に動かれる
という、使用者なら分かるであろう弱さがあります。
これらを解決できるのがラグラージです。ギルガルドと違いこちらから確定一発クラスの打点を狙えるため相手も自由には動かせず、こちらには
・リザが守りラグで処理しにいく
・ラグでワイガしてリザの攻撃を通す
という有利な択を得られています。
この2択がとても重要です。バンドリにはこれで好きな方から動かせます。
ランドロスなどについては岩石封じの可能性も多いので、以下のような択を取ることが多いです。
択:リザ守る+ラグは冷凍
(1)ランドがスカーフや珠の場合
引かなければ死にます。引いたらリザが動けます。
(2)ランドがチョッキやヤチェ、襷の場合
ランドとりあえず殴る→冷凍を耐える→非スカーフ確定なので臆病リザに縛られるかわいそうなワンコに(リザは放射か熱風安定、ラグもサポートする必要がないのでドランバック読み大地を打つ余裕もできます)
ということになります。ギルガルドではこのプレイングが出来ません。
また同時選出されがちなドランについても、もらい火を受けてもワイガを打たれると熱風噴火ができずラグへの大地(確定四発)というしょっぱい打点しか披露できないかわいそうなゴキブロスになるため、放置して横を処理しに行けます。

というわけでリザ構築におけるワイガ要員としてのラグラージの優位性はご確認頂けたかと思います。

3.リザラグの課題
しかしもちろんリザラグの並びには課題もあり、
・草結びボルト、草結び雪崩ゲッコウガビリジオンらによる両縛り
・高速高火力によるラグラージ集中(メガガル程度の耐久なので集中されると落ちます。逆にAぶっぱマンダメガガルの捨て身くらいは耐えるので一撃では落ちません)
・舞ガモスや瞑想クレセ、タラプミロカロス等の特殊詰ませ要員への有効打の無さ(ラグラージはあくまでリザを「縛れる」ポケモンに強いという位置づけなので、当然詰ませてくるポケモンへの対策は別個必要です)
・相手のリザY構築には強く出にくい(よくあるリザランド、リザテラキは追い風などのひと工夫が無いと有利盤面を作れません。)
・S操作の問題(どちらも速くはないです。)

この辺りが、リザラグ構築を組む上での主要な課題となります。新たに構築を試してみたいという方がいましたら、この辺りに留意しつつ構築すると良いかと思います。(言うまでもないですがラグラージは雪崩持ちや氷地面4倍がいない構築には出さないので、以上のメンツ選定にはその辺も気をつけてください。特に対雨)
最後に参考までに今回僕がこの辺りにどう回答したかを載せます。こちら(https://t.co/TuTDaPKwvx )をご参照ください。
・ボルトなど→追い風エルフ、スカサナ
・高速高火力の集中→読み(ラグに集中されにくい盤面作り)
・詰ませ要員→嘘泣きアンコエルフ
・対リザY→襷テラキ(ランドに絶対縛られないので強気に動かせます)
・S操作→追い風(電磁波もアリだとおもいます。電磁波無効ポケモンはほぼラグラージで見れるので)

個人的にはバッドステータスをまきつつ電磁波で上を取るのも強いと思った(以前試しました)ので、そこで一つ強い構築が出るのを楽しみにしています。