INC日本14位(最終1835)使用構築 束縛テテツー
イランカラプテ~(^。^)
1.構築詳細
ミュウツー(控えめ181-x-110-225-114-180)
シード発動でゼルネのジオコンムンフォ>控えめオーガの雨潮吹き耐え、最速トルネ抜き、残りC
マジックルーム前提で以下の通り。
サイコブレイク:csオーガ15/16一発。スカーフ無効なので上から狩れる。バレルもウタン無効で確定
はどうだん:ツルギ確定(スカーフ・襷・チョッキ無効なので確実に上から狩れる)
シャドボ:HAソルガレオ確定二発(スカテテフの自然の怒りとあわせて確定)、HCルナアーラをテテフのムンフォとあわせて確定。
テテフ(臆病150-x-95-182-135-157)
スカオーガ抜くために臆病。Cはムンフォでゼルネ、ゼルネ横のガエンに高確率で半分入れるため252振り。残りはHに振って若干の乱数を引き込むことにしたがスカランが一定数いたためもう1だけ速くすべきだったと思う。
スカーフマジックルームで大体のゼルネ軸を破壊したが、ルナアーラが厄介なので下記の通りhdSでもよかったのかもしれない。
グラードン(意地175-222-160-x-111-142)
Sはドランを抜くため+同速ゲー意識で252振り。Aも以下の数字がぎりぎりのため252振り。基本的に断崖しか打たないので拘り得。
断崖→ディアルガ確定、手助け断崖でHオーガ・H鋼ネクロやCSゼルネ辺りまで確定
雷パンチ→CSオーガ確定くらい。イベルオーガに一貫とるために必要
ツルギ(陽気134-225-151-x-60-177)
ゼルネのムンフォ耐え。襷だけどマジックルームをよく打つのでこの耐久は必要。ジオコンムンフォはこちらの襷も生きてるはずなので考慮せず。
ゴチルゼル(生意気177-×-147-×-144-63)
生意気HBなのは潜る当日時点でこのゴチルゼルしかもってなかったため(最終日昼に思い付いた)。本当は図太いHBにしたかった。持ち物もメンハよりオボンだったかなと。
技についても、当日は当たらなかったから助かったもののメンハ鋼ネクロが無理なのでトリルを張り返すために重力→トリルが望ましかった。こうすることでテテフライドに対しても有効なトリル筋を張ることができたはずなので尚のことである。考察不足。
ガエン(陽気172-166-110-×-110-123)
最速。追い風下で雨下のルンパや最速スカオーガを抜ける。初手ガエンミラーで絶対に猫を通せる。
非常に使いやすかったが、とんぼは微妙だった。バクアか吠える辺りにした方がいい。
正直ほとんどの構築がテテツーグラツルギで解決してしまうので最後二枚は考察不足感が拭えなかった。ほぼ一人で考察を進めることの限界を感じた。
2.構築経緯
仲間大会や海外大会の結果等を見るに、トップメタ禁伝二枚を積んだオーガゼルネ、ないしいずれか一枚を採用した構築が大半と予想を立てメタの考察を開始。
オーガゼルネ構築はシナジーが強く綺麗にまとまっている反面、2016のBig6のような初手の動きの多様性は無く(こちらの構築に対して出てくる初手の予測が容易)、且つカプがおらず追い風や速攻には追い風を打つしかないことを弱点とみて、これを出し抜くことを目指す。
以前からゼルネ対策のマジックルームは考察をしていたものの、諸刃の剣であることから使うのであれば道具抜きで上から打点を押し付けられる並びで使う必要があった。そこでマジル打ちの中では有名なスカテテフに、マジックルーム+サイコフィールド下で圧倒的な攻撃性能を誇るシードミュウツーを横に配置。スカーフマジックルームでゼルネのハーブ、オーガやツルギのスカーフを無効化しつつ上から一方的に殴れるようにした。耐えるにしてもタスキ・チョッキ・ウタンなどが全て無効化されているのでミュウツーの攻撃を耐えて切り返すこともさせないことが強みとなり、安定して勝利できた。
このようにS操作さえされなければ攻撃被弾もなく縛り続けられることから、相手は初手でトルネの追い風を打たざるを得ず、ミュウツーからは守るを切り横取りを採用。オーガゼルネに対する絶対的な優位を確立できた。
二枚目の禁伝については、テテツー速攻では倒しづらいコケコ軸、バクアガエンのようなバッドステータス撒き、オーガルンパ(特に王者の印ルンパ)が厳しいことを勘案。鋼系の耐久ポケモンや雨に強い物理アタッカーのグラードンを採用。準速鉢巻きにすることで威嚇を受けてもガエンをほぼワンパンできるようにし、テテツー速攻の制圧力を高めることに成功した。
続いてテテツー展開が出来ない構築のうちイベル入りに対して追い風を張りつつ広い攻撃範囲で有利盤面作りができるカミツルギを採用。オーガゼルネ相手の最後の掃除も任せられるので非常に強かった。
同じくテテツー展開が出来ない構築としてトリパが挙げられる。これについてはガエン+ディアルガ/ネクロズマからガエンがオーガに引いて制圧というパターンがメジャーであったことから、影踏み挑発でトリル要員のトリルも守るも封じつつグラードンの断崖に手助けをあわせて盤面破壊という立ち回りが可能になるゴチルゼルを採用。トリパにしか出さないものの、こいつの束縛性能のおかげでトリパ相手は概ね全勝できた。
最後は上記のゴチルゼルの立ち回り補佐として威嚇+猫+相手のガエンより先に猫が打てる要員として最速ガエンを採用。トリルに対して最速まで上げる必要はないものの、ガエン選出が求められるイベルオーガには追い風下で最速スカオーガ、控えめルンパの上を取れることから最速まで上げた。グラミラーについてもこいつがいるだけで楽になるので流石は万能枠といった感じ。
断崖でちょうど木の実が発動するくらいの耐久なので、そこまで耐久不足感はなかった。そもそも速攻なのであまり耐久も要らなかった。
3.立ち回り例
対オーガゼルネ
テテツー裏グラツルギ
テテフはマジックルーム。トルネがいればミュウツーは横取り、いなければガエンでないほうを殴る。
対ディアオーガ、オーガネクロ
ガエンゴチル裏グラツルギ
猫挑発→とんぼ重力→手助け断崖→グラ引きガエンで威嚇入れつつグラを死に出し。
対イベル
テテフツルギ裏グラガエン
追い風から気合いで制圧
対グラゼルネ
テテフツルギ裏グラガエンorミュウツー
とりあえず追い風。グラバナで珠バナの場合はテテフ即死させられるものの追い風からの鉢巻きグラを無償降臨させられるので押し切る。
対ルナゼルネ
テテツー裏グラツルギ
ドーブル出すかどうかとルナアーラに追い風あるかどうか次第なので必ずしも有利ではない。眼鏡無効でミュウツーはルナアーラのシャドーレイを確実に耐えるので、そこで崩せれば微有利。ルナ軸のためにテテフをCSからhdSにするか非常に悩んだが、オーガゼルネやイベル相手には火力が欲しいのでCSのままにした。自然の怒りもあるのでhdSでもよかったのかもしれない。
対ジガルデ
ゴチルツルギ裏グラガエン
構築の要であるレヒレを早急に処理すればあとは成りで対応可能。そこまで有利ではないが、幸いにも本選では一度も当たらなかった。45連戦をあの構築で潜るのは相当の猛者だと思う。
4.雑感
当初は全人類オーガゼルネ、オーガネクロ、ディアオーガくらいに思っていたのでガンメタ初見殺しで余裕~(^。^)くらいに考えていたものの、蓋を開けてみるとイベルも相当数おり苦戦した。想定外のスカーフトゲデマル、スカーフルナアーラに破壊されたときは変な声が出た。初見殺しはやめてほしい。
1800乗るまで無心で潜り続けたあとはどこまで上げるか非常に悩んだものの、1660くらいの時に1812の某als氏に負けたのでボーダーとして少なくとも1830までは上げないと安心できないと思い、1822から17台に一勝したところでトゥスを捧げて就寝した。7戦残っていたためもう少し上げるか悩みながらの撤退だったものの、結果パナンペになれたので皆さんも大事な試合の際にはトゥスを捧げましょう。
最後に、今回環境や構築の相談に乗ってくれただけでなく影踏み挑発で多くのトリパを葬ってくれたゴチルゼルことシエンパーク(@OnjoujiToki_)くんには本当に感謝しています。最高に陰湿でした。
8年前の4thGSが非常に好きだったものの当時は予選敗退に終わったので、今回似たようなルールでリベンジを果たせて嬉しかったです。代表戦も頑張ります。